母校とのお仕事

1/31と2/5の連続で、母校名古屋芸術大学とのお仕事でした。

 

まず1月31日は名古屋芸術大学オーケストラの定期演奏会で、モーツァルトの「戴冠ミサ曲」を愛知芸文コンサートホールで演奏しました。同オーケストラとは先月の「第九」でも同じ会場で同じ高谷光信さんの指揮で出演したばかりでした。どちらも合唱を伴うオーケストラでの独唱という共通点はあるものの、曲想や様式は全く異なる作品なので新鮮な気持ちで歌うことが出来ました。(「戴冠ミサ曲」は自分が大学を出て初めて出演料をもらってソロを務めた合唱曲ソリストとしてのデビュー作品です。今回は本当に何年ぶり、久しぶりに歌いましたが、8月にまた歌える予定です。)

 

 

特筆すべきはこの日素晴らしい演奏でとりわけ大きな拍手をもらっていた合唱団ですね。名古屋芸術大学が初めてのプロ合唱団として組織した25〜30名程度の中編成合唱団で、今回がそのお披露目となったそうです。卒業生はもちろん他大学の卒業生も含み、オーディションなどによって選抜された20〜50代の幅広いメンバー構成が特徴的です。監督・指導される馬場浩子先生は名古屋芸術大学の教員でもあり、その長年にわたるご経験が活かされた個性的でハイレベルな「オリジナル合唱団」の活躍にこれからも注目したいと思います。

 

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続いて今日2月5日は同大学キャンパスに出向いて、録音専門ブーススタジオにて長江和哉先生率いるサウンドメディアコースの生徒さんご協力のもと音源収録に臨みました。愛知県西尾市の小中学校などでよく歌われている地域のオリジナル合唱曲の公式CD用音源の収録でした。

 

 

クラシック演奏家にはあまり縁のない録音ブースでのマイクに向かっての収録ですが、昨年のCD製作の時のピアニストとの同時収録と違って既に録音された伴奏にカラオケの要領で歌だけを後から吹き込むやり方だったことと、他の3人の歌手の皆さんと一緒にできたので、所要3時間のあいだ終始リラックスしてお仕事が出来ました。

 

 

素晴らしいスタジオ施設と立派な録音機材、そして優れた作業スタッフが育成されてプロの現場で活躍する卒業生もいると聞きました。これからの時代、名古屋芸術大学のサウンドメディアコースの卒業生や関係施設などが益々世の中のお役に立つ機会が増えることと思います。また何かで一緒にお仕事が出来たら嬉しいですね、皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました!

 

 

 

(※写真上:「戴冠ミサ曲」終演後のバックステージで出演者の皆さんと指揮者、合唱指導の先生と。/写真下:名古屋芸術大学内スタジオでの収録風景。わきあいあい!)