「理髪師」回想録③ ~キャストの皆さんと~

最後の写真は終演後の廊下でキャストと指揮の園田さん、オーケストラの方とパチリ!

 

1回公演だと時間的にも気分的にも、やはりなかなか落ち着いて写真を取る余裕が無くて残念ですが、この1枚だけみんなで揃って撮ることができました。オペラのバックステージは本当にバタバタしていますので!(笑)

 

 

名古屋二期会さんの公演に賛助として出演した今回、主要キャストでは自分が一番年齢が下だった事もあって当初はなんとなく稽古中も遠慮気味でしたが、稽古終盤から残り2週間ぐらいになってようやく雰囲気にも慣れ、共演の皆さんとも和気あいあいと楽しくリハーサルすることができました。

 

 

オペラブッファの、しかもロッシーニの傑作ということで一層、演技の複雑さと正確さを求められるこの作品ですが、50代60代を超えられた”大人の歌手”の皆さんが喜々としてリハーサルに望まれる姿に何度も感心し、何度も笑わせて頂きました!

 

 

筋肉と記憶、体と頭の両方がフル回転しないと「理髪師」の上演はうまくいきません。もちろん、スラスラと順調にリハーサルが進む所ばかりではなかったのですが、時には悪戦苦闘しながらも、みんなで助け合ったり歌手の側から積極的に演出面で提案したりと、終始ポジティヴな現場だったことが印象的でした。

 

 

自分も20年後、30年後もこうして楽しくオペラに出演出来たらな~……と想像しながら見学していました。

 

 

共演者の皆さま本当にお疲れ様でした、ありがとうございました!!

 

 

(完)