ロッシーニを歌う喜び、聴く喜び

日本ロッシーニ協会公演「マホメットⅡ世」は出演者皆さん、アドレナリン全開の演奏でした!

 

とにかく音符の数が多いこの曲。主要4キャストどのパートにも至難のパッセージがちりばめてあり、それが結果としてストーリーの緊迫感や緊張感を表現しているようでした。

 

レチタティーヴォ部分以外は全曲演奏され、6時半にスタートして終演したのは9時20分頃でした。ロッシーニの作品群の中でも、その作曲技法の転換期の作品として重要な「マホメットⅡ世」をほぼ全曲披露できたことは日本ロッシーニ協会の研究発表として大変有意義であり、参加出来た事を誇らしく思います。

 

写真は終演直後の舞台袖で。キャスト全員、合唱のみなさん(昭和音大学生&OBを中心に編成)と一緒に。皆さん全編にわたってアドレナリン出っぱなしの、キラキラした演奏をご披露して下さいました。それは楽屋や舞台袖で間接的に聴いただけでも興奮するような、天国のロッシーニ先生もきっと微笑んで下さるに違いない、心からの熱い歌声でした。