劇場に根付いたオペラ・ファンに感激!

昨日の兵庫県立芸文センターのプレ・レクチャーコンサートは、午前・午後の2回とも客席がいっぱいでした!

 

佐渡裕さんが音楽監督を務める当ホールのオペラ公演、2005年より数えて9年目・9作品目ということで、毎年楽しみにお待ち頂いている熱烈なファンが多いのも納得です。平日の11時半&14時半という早い時間にも関わらず、本当にたくさんのお客様にご来場頂きました。

 

 

講師(ナビゲーター)の朝岡さんとはこれまで何度か一緒にお仕事をさせて頂いたことがあるので、オペラや特にロッシーニに関する博学さとその絶妙な語り口は存じ上げていたつもりでしたが、今回また改めてプロフェッショナルなお話しぶりに惚れボレしてしまいました!!

 

毎年欠かさずイタリア・ペーザロのロッシーニ・オペラフェスティヴァルに通われるほどで、そのロッシーニへの愛情に溢れた数々のエピソードのご紹介に、思わず会場からも笑い声が出るほどの楽しくも充実した時間を提供して下さいました。(オペラ通の方も初心者の方も、どちらもご満足頂けるように話すことって難しいものです!)

 

 

 

自分はと言うと……初めての会場と初めての日本語歌唱、ギターの弾き歌い、そして本公演ではカットされますが伯爵の難アリア”もう逆らうのはやめよ!”を1日に2回も歌う(昼食とインタビュー取材の時間を除くと、休憩は30分足らずでした……)という状況でしたが、朝岡さん、そして伴奏の高崎さんのサポートもあってなんとかやり遂げた感じです。何より、初めての兵庫のお客様から温かい拍手を頂けて、ホッとしました。

 

 

本公演前に、アリアだけでも日本語版で実際に歌ってみることが出来たのは、きっとこれからのリハーサルにも有意義だったと思います。早速明日からまた東京でリハーサルなので活かしていきたいと思います。

 

 

 

終演後、短い時間ながら本番の上演される大ホールを見学させて頂きました。7月にここで歌うんだと思うとやっぱり武者震いしましたね。会場内全体の木の温かさと音の共鳴(ピアノのリハーサル中でした)が素晴らしいホールで今から本当に本当に楽しみです!!

 

 

 

 

さあ、これでいよいよ『セビリャの理髪師』集中期間突入!7月13日の初日まで他の本番は入れないで、身も心も『セビリャの理髪師』とロッシーニに捧げて頑張ります!!