テノール、テノール、テノール…

昨日の藤原歌劇団所属テノール有志によるコンサートは大いに盛り上がりました!

 

 

渋谷駅近くのさくらホールという会場で、第1回から30年近くかけて通算9回目となる”歴史ある”コンサートに出演させて頂きました。上は74歳、下は30代前半と、今回も幅広いメンバー構成でテノールの名曲を個性豊かにご披露しました。

 

 

声楽界全体で見るとテノールという声種はそれほど人数は多くないので(ソプラノが圧倒的に多いですね)、こうしてテノールだけで9名も集まるコンサート自体が珍しいのに加え、藤原歌劇団所属ということで選曲も自然とイタリアオペラや王道のカンツォーネなどに集中するため(出演者の選曲の好みが似ているため)、結果的にとしてまとまりのあるプログラムとなって、さながら”品評会”のごとく次々と色んなテノールを同ジャンルの音楽の中でお客様に楽しんでもらえるというのがこのコンサートならではの特徴かなと思います。

 

 

それにしてもさすが”我らが藤原歌劇団の猛者たち”!出演者全員の情熱溢れる歌声に、午前中のリハーサルも含めテノールファンとしても最高に楽しい機会となりました。みんなテノールが好きなんですね〜(笑)これからもお互い刺激を受けながら、切磋琢磨して自分の声や音楽を磨き続けようとあらためて思いました。

 

 

コロナ感染予防対策ということで「Bravo〜!」などの掛け声は禁止の代わりに、お客様には大きく[Bravo!]と印刷された特製のクリアファイルを掲げてもらうなど、コロナ禍ならではのコンサートの楽しみ方の工夫もありました。実際の人数以上に客席から高揚感を感じた、大盛況のコンサートでした!ご来場頂いたお客様、運営スタッフの皆様、そして出演者の皆様、ありがとうございました!

 

 

(※終演後にステージで勢揃い。お揃いの燕尾服もみんなキまってる??)