震災復興への歌声を

14日の「藤原歌劇団トップテナーズ」公演は盛り上がりました!

 

 

もともとテノールという声は他の声種と比べても、オペラでの役の性格やカンツォーネなどの持ち歌が華やかで煽情的なことが多いのですが、それが5人も、しかもそれぞれ(私はともかくとして、)藤原歌劇団はじめ国内トップレベルの舞台で活躍している”旬の歌手”が一緒に歌えば、やはり会場が熱気を帯びて盛り上がるのは当然なのかもしれません。出演しておいて言うのは誠に憚られますが、「いちテノールファン」として客観的に見聞きして、本当に盛り上がった素晴らしいコンサートとなりました!!

 

 

それぞれ声のタイプの異なる5人(素敵なMCを担当してくれたミュージカルスターの田代万里生さんも、サプライズで歌に加わってくれたので6人ですね!)ということもあって、オペラアリアでは存分に各々の本領を発揮され、一方日本の歌では普段のレパートリーに無い曲に挑戦したり、普段とひと味違うオーケストラ伴奏(園田隆一郎さん指揮&東フィルさんの最高のサポートがとても心地良かったです!)でのお得意の曲の披露となったりと、終始歌い手のモチベーションの高い舞台となりました。やはり歌う側の情熱や熱い思いがお客さんにも伝わったからこそ、会場全体が熱気を帯びた特別なコンサートになったように思います。(最後はスタンディングオベーションで大きな拍手を頂きました!)

 

 

震災復興チャリティーということで終演後はロビーで出演者が募金箱を持って義援金のお声掛けもしました。音楽家の出来ることは限られているかもしれませんが、これからも支援の輪に寄せて頂ける時は精一杯のことをしていきたいと思っています。たくさんの募金ありがとうございました!

 

 

(※写真は上が本番の様子、下はリハーサル風景。みんな藤原歌劇団の同僚ということで、チームワーク(?)もバッチリだったと思います!ゆずの「栄光の架け橋」や「オ・ソーレ・ミーオ」はテノールならではの”カオス”な演奏で盛り上がりました!笑)