Addio a しらかわホール&ロッシーニ誕生日!

先週の演奏会の余韻が続く中、今日2/29は偉大な作曲家の4年ぶりの誕生日です!

 

イタリア・ペーザロ市のロッシーニ家に可愛いジョアキーノが産まれたのは1792年の2月29日、つまり閏年(うるうどし)のことでした。産まれたのが珍しい閏年、さらに亡くなったのが1868年=明治元年(日本の近代史の節目)ということで、偶然ながらも日本人の自分としては、その生没年に大いなる宿命を感じざるを得ません。(PS:自分の実父も閏年の産まれ。勝手にロッシーニとの縁を感じていますが…)

 

 

クラシック界で世界に名を残した作曲家が全員天才なのは当然なのですが、個人的にはモーツァルトと、このロッシーニの二人に限っては「天才の中の天才」という意味で自分の中で特別な位置を占めています。モーツァルトが亡くなって3ヶ月になろうかという時にロッシーニが産まれたのも、天才から天才に見えない遺伝子が引き継がれたようにも思えてなにやら想像力が膨らみますね!幸いなことに、自分の声のレパートリーとしてこの二人の大天才の楽曲を歌える条件下にあるので、これからもその素晴らしい音楽に敬意を込めて歌っていきたいと思います。ロッシーニ先生、お誕生日おめでとうございます!!(ちなみに次にお祝いするのは4年後です  笑)

 

 

 

 

そして先週21日のコンサートは満席のお客様をお迎えして、最後のしらかわホールに思う存分自分たちの歌を捧げることが出来ました。(ちょうど本日2月29日をもって全ての上演活動を終了し、3月末に閉館予定。)コンサート前日まではこのホールとの懐かしい記憶を思い出して感傷的な気持ちにもなっていたのですが、いざ当日になると小雨模様の天気もなんのその、仲間の熱演、燃える歌声に自然と胸が昂まり、しっかり気持ちも切り替わって自分の愛するアリアを一曲一曲エネルギー全開で歌いました。本番中もいつもは自分の出番が終わると次の出番まで楽屋に籠ることが多いのですが、この日は最後の出演者の特権とばかりにほとんどの時間を舞台袖で過ごし、もう二度と味わえないこのホールでの仲間たちの声の響きを堪能させてもらいました。

 

 

どの出演者にもどの曲にも大きな拍手やブラボーをもらい、歌っている自分たちだけでなくお客様もみんな名残り惜しんでくれてるんだなと胸が熱くなりました。惜しまれながら引退する偉大なスポーツ選手のように、しらかわホールがこの地域の文化芸術の主役の一人としてふさわしい去り際を見せてくれたように思いました。この日の盛大な拍手の半分はきっとホールへ捧げられたものでしょうね!

 

 

たくさんの夢をくれたしらかわホール、本当にありがとうございました。たくさんのお客様と、本当の友と一緒に、心から愛する歌と音楽の中でお別れ出来た幸せな思い出はいつまでも心の中に生き続けることでしょう。Addio, siamo felici.