壮大な鎮魂歌

愛知芸文でのヴェルディ「レクイエム」が終了しました。

 

 

「宗教曲の範疇を超えた、ヴェルディによる”オペラ作品”だ」と言われるように、大規模な合唱とオーケストラがあの大きな愛知芸文コンサートホールの舞台を埋め尽くす光景はまさに壮観です。(合唱は舞台に収まりきらず、約半数は上階のパイプオルガン席に配置されました。また「バンダ」と呼ばれる、ステージ上とは別のトランペット部隊もいます。)

 

 

全体がf(フォルテ)で演奏した時の迫力はもちろんですが、p(ピアノ)の弱音の部分もこの規模ならではの美しさで、やはりオペラ作曲家であるヴェルディが歌手の声について知り尽くしているからこその絶妙のバランスで、歌っていても聴いていても感動的な瞬間が何度もありました。そしてその感動を生み出して下さった指揮の松尾先生と愛知室内オーケストラの皆さんと共演できて本当に幸せでした。

 

 

今回のためにいくつもの団体が集まって構成された合唱も素晴らしい熱演で、カーテンコールでも大きな拍手を受けていました。リハでも本番中でも、長時間に及ぶこの大曲に果敢に挑む合唱の皆さんからたくんのエネルギーを頂きました!

 

 

2017年の初ステージがとても素晴らしいものとなり、幸先良いスタートとなりました!なんだか今年一年がさらに充実したものとなりそうな、そんな気持ちにさせて頂きました。ありがとうございました!

 

 

(※写真はゲネプロの様子と終演後に松尾先生とソリスト、合唱指導の先生と。)