「第九」にそれぞれの思いを乗せて

愛知県大府市の「第九」と、岐阜県大垣市西部中学校での「第九」、どちらも素晴らしい公演でした。

 

まず大府市の方は大府市民の皆さんが中心の合唱団で、総勢172名の迫力ある歌声と

 

 

 

また、素晴らしいソリストのみなさん(※写真上)、「第九」全楽章を熱演された地元のオーケストラ、そしてベートーヴェンの音楽をまさに「伝道師」のごとく丁寧に、そして情熱的に、会場の全ての人に与えて下さった指揮者の濱津さんとの初共演できたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

 

 

2日後は大垣市の西部中学校体育館で学生たちと共演しました。ステージの上もステージ横も3段の仮設ひな壇が設置され、さらにそれまで床に「体育座り」(懐かし!!)していた全校生徒が総立ちになって、「歓喜の歌」を歌い上げました。

 

実はこれまでも何度かこの学校での「第九」演奏に参加させて頂いているのですが、10年来関わられている指揮者の雨森さんも「今年が一番素晴らしい!」と終演後に感涙されるほどの出来栄えでした!本当に子供たちの熱唱、激唱に大興奮の「第九」でした。

 

蛇足ですが、毎回この体育館での「第九」はオーケストラ、ソリストと学生は写真(※下部)のような配置になるため、この日見に来られた保護者の方々や一般のお客様は体育館の一番後ろの出入り口付近に着席され、目の前は生徒さんの後姿だけ、という状態になります……床レベルに配置される指揮者やオーケストラはおそらくほぼ視界に入らないと思われ、後ろ向きで顔の見えない生徒たちの制服姿を見ながら「第九」の熱演を聴かれていました(苦笑)。でもそれもまた、素敵な思い出になるのでしょうね!

 

西部中学校のみんな、素晴らしかったよ!!!!またいつか一緒に歌う日が来ますように。