少し前になりますが、8月6日の「広島平和記念日」には平和式典に参加して来ました。
広島に原爆が投下されたこの日の8:15に黙祷を捧げ、平和記念公園で知事や市長、首相や子供達のスピーチを聞きました。この日は本当に日差しの強い灼熱の猛暑日で、80年前もこんな暑い時に突然の爆風に晒されて街全体が焼け野原になってしまったのかと、あらためて被爆直後の広島を想像して胸の痛くなる思いでした。オペラで長期滞在していたからこそ式典に参加することが出来ました。
5月のアメリカ(ニューヨーク)と長崎、そして8月の広島と、戦後80年の節目の年に偶然にもこれらの街と歌手としてご縁を頂いたことはきっといつまでも忘れないでしょう。”歌は祈り”。平和であればこそ歌や音楽が私たち人間にとって有意義な存在でいられるのかなと思います、それぞれの街で自分なりの精一杯の祈りを捧げました。
(※写真左:式典のパンフレットと入場者用の青い紙テープ。手首に巻いて入場しました。 右上:式典が行われた平和記念公園の景色。8/6当日はここが人でいっぱいになりましたが、白人系外国人の参加者も多かったのが印象的でした。 右下:爆心地の象徴、原爆ドーム。)