「皇帝ティートの慈悲」が無事終演…してからの更新が遅くてすみません!
11/29(土)が本番だったので2週間あまりご報告が滞ってしまいました、失礼しました!(汗) 主催のかっぱ橋歌劇団さんと素晴らしい共演者、素敵な裏方スタッフ皆様のおかげで、今回も楽しく打ち上げに参加させてもらう事が出来ました!(笑)
歴史ある上野の奏楽堂への出演機会も4回目とあって、会場にもだいぶ慣れて来ました。一階の楽屋から木造の古い洋風の階段を登って上階の舞台へ移動する独特の経路も、最初は不便にも感じたものの、今回は一人でこの階段を登りながら次のシーンをイメージして、出番に向けて集中していくための貴重な時間となりました。
皇帝ティートは自分に近い者の相次ぐ裏切りのために、全編通してほぼずっと悩み続ける役柄なのですが、最終的には慈悲の心によって全て許します。皇帝の威厳を示しながら寛容な精神を表現することに苦心しましたが、皇帝としてのティートと一人の人間としてのティート、その場面ごとの違いを声で表現出来るよう努力しました。コンサート形式(セミステージ形式)での上演のため演技が最小限に抑制されたことも、声による表現に集中させるのに好都合だったと思います。
モーツァルト最後の作品だけあって音楽はどのアリア、どの重唱も素晴らしく、共演者みなさんもそれぞれの見せ場で大いにお力を発揮されていました。終演後には両組みんなで打ち上げに参加して、お互いの労とモーツァルトの音楽に乾杯しました!
今年の本番は明日の小浜市での「第九」が最後です。今年最後のオペラに続いて良い締めくくりとなるよう、体調整えて集中して臨みたいと思います。「皇帝ティートの慈悲」をご鑑賞の皆様ありがとうございました!
(※写真上:終演直後のステージで。 中:本番の様子。 下:ほぼ全員参加となった打ち上げ。主催者さんの誕生日と重なったので、みんなでハッピーバースデーを歌いました!)
