長崎〜大盛況の演奏会&旅を少し〜

11日の牟田智子さんのコンサートは盛り上がりました!

 

プログラム前半はフランス語のオペラ「ロメオとジュリエット」よりアリアと二重唱だけで1時間。牟田さんが是非やりたい演目だったとのことで、簡易ながらもステージ上にはセットが組まれ、衣装や小道具やナレーションも用いてオペラの内容をしっかり伝える工夫が施されていました。照明の明暗でそれぞれのシーンの華やかさや緊張感も表現されていて、お客様も物語に入り込んで鑑賞してくれていたように感じました。当日午前中のリハーサルから参加した裏方スタッフさんも大活躍で、本番も、そして楽しかった打ち上げでも大変お世話になりました!ありがとうございました。

 

 

後半はそれぞれの愛唱歌を歌い、プログラムの最後は地元長崎のお話しとして名高い歌劇「蝶々夫人」の二重唱で締めくくりましたが、アンコールをリクエストする大きく、長い手拍子を客席から頂きました!おかげで再び元気をもらってソロで「瀬戸の花嫁」を、二重唱で歌劇「椿姫」より”乾杯の歌”を歌って終演となりました。

 

 

充実した内容のプログラムで大いにやり甲斐を感じて臨んだコンサートでしたが、歌うこと以外でも主催された牟田智子さんの頑張りに大変刺激を受けました。普通の声楽コンサートに留まらず、オペラのハイライトを上演するためには特別な準備が必要なために大変な労力と気苦労がつきものですが、ほぼお一人の力でご立派な演奏会を大成功に導かれたそのご努力に、心から敬意を表したいと思います。そしてオペラのハイライトから日本の歌や様々な歌曲など、幅広いプログラムを素晴らしいピアノの伴奏で支えて下さった稲葉和歌子さんにも感謝致します。(カンツォーネメドレー、楽しかったな〜!)

 

 

翌日の東京に戻る飛行機の便を遅めにしてもらって、朝から長崎の街をゆっくり歩いて廻りました。鎖国時代の出島、キリシタン迫害の歴史、坂本龍馬と亀山社中、グラバー氏と日本の国際化、そして被爆地として世界に知られるNAGASAKI。長崎という一つの街の中にたくさん勉強するべき事がありました。コンサート後の心地よい疲労感が一気に吹き飛ぶように、各所で背筋の伸びる思いを体験して来ました。少しの旅でしたが自分にとってはかけがえの無い時間となりました。素晴らしい経験をさせてくれた長崎に感謝です、ありがとうございました!また来ますね!

 

 

 

(※写真左上:コンサートで歌った「長崎の鐘」の浦上天主堂。6月の東京のコンサートでも歌う予定ですが、新たな思いが加わりそうです。   左上:平和祈念像。たくさんの外国人観光客も訪れていました。   左下:グラバー邸のある丘の上で、日本初のプリマ・ドンナ三浦環の銅像と。   右下:”日本三大名橋”として数えられる、めがね橋。ちなみに他の二つは東京の「日本橋」と、我がふるさと山口県の岩国市の名所「錦帯橋」だそうです!   中:終演後に出演者3人で。いい表情!)