会社内合唱大会の審査員

名古屋市内のとある会社さんの社内合唱大会で審査員をして来ました。

 

コロナ禍で3年ぶりの開催にも関わらず、今年で58回目という長い歴史を持つ「職場の部」での合唱大会で、実はコロナ禍の前の数年間も審査員としてご縁があったことから、今回の再開のご報告を聞いてとても嬉しかったです。合唱界はそもそも大人数で飛沫感染のリスクもある事に加え、構成メンバーの高齢化や練習会場の換気問題など色んな面でコロナ禍の影響を強く大きく受けている分野ですので、特にこの春から先にかけて遅ればせながらも徐々に元の状況に近付けるといいなと願っています。(今回の出演団体や参加人数もコロナ禍前より大きく減衰していました。)

 

 

本来の「職場の部」の中心であり、日頃の業務の合間に合唱の練習に参加される現役世代メンバーは時代の推移と共に減少し、代わりに会社のOB、OGの方々が懐かしい昔の職場に足を運んで旧交を温めながら合唱を楽しむという形に変わって来ているそうです。合唱は楽器や専用の道具を必要とせず、最も手軽にたくさんの人と楽しい時間を過ごせる趣味の一つだと思います、「どうぞ時間の許す限りこれからもそれぞれの距離感で合唱を楽しんでもらえたら」と審査講評の時にお話ししました。この日飛び入りで演奏を披露してくれた団体もあり、同じ職場出身という繋がりならではのこの大会の”ノリの良さ”も健在でした!

 

 

来年もまた審査員としてお邪魔することが閉会式で公表されてしまいました(笑)、これからも益々の盛り上がりと、個性あふれる各団体のご健闘を楽しみにしています!会社内で合唱大会なんて、本当に素晴らしいですねーー!!

 

 

 

(※写真上:ステージ袖から撮影。コロナ禍の数年の中断を踏まえればなんと60年もの歴史が!   下:当日のパンフレットと審査結果の入った封筒。順位付けがあることで和やかなレクリエーション的な雰囲気の中にも真剣さがあり、参加者の皆さんのモチベーションになっているかもしれませんね。)