ギターとテノールで20曲!

柳井市でのギター弾き歌いコンサートが終了しました。

 

 

実家から過去最短距離の本番の会場となったセレモニーホール”ベルゼ”は車で5分。80歳を目前にする母親は毎日のようにこの会場付近を散歩しているとのことで、本当の意味での”地元”で歌って来ました。コンサートを終えて、撤収して実家に帰ってお茶で一服するまでの時間の早さに感激しました!

 

 

本番当日に名古屋の自宅を出発し、柳井駅に到着したその足で会場に向かってなんと約1時間後には開演していました(笑)。いつものような主催関係者さんたちとのご挨拶や共演者さんとの雑談も無く、黙々と(唯一、実父が手伝ってくれましたが)ギター弾き歌いのためのイスや譜面台などをセッティングし、軽く声を出しながら音量チェックして、ギターのチューニングをしたらもう本番!という感じでしたが、普段のコンサートとは全く違うこの身軽さは終わってみるとクセになりそうですね!共演者も伴奏者もマネージャーも舞台スタッフもいない、ワンマンならではの孤独と自由を存分に楽しみました。

 

 

コンサートではギター2本を持ち替えながら20曲以上を歌いましたが、オペラのアリアから日本の唱歌、懐かしの流行歌まで、もちろんマイク無しでしっかりテノールの声で歌って来ました!(笑)ギターの音量と声のバランスが難点ですが(ハンドマイクでギターの音だけを拾うようスタンドを伸ばして設置してみたり試行錯誤したのですが、結局、声もマイクで拾ってしまうので断念)、特にクラシックギターはそれこそ電気の存在しない時代の楽器なので、その美しい音色の魅力を優先するためにも最後まで生音で演奏しました。幸い会場の響きも良かったので、テノールの声と共に哀愁漂うギターの音色も存分に楽しんで頂くことが出来たかなと思います。また、この機会でしかご披露出来そうにない特別なプログラムも楽しかったです!

 

 

円卓に着席頂いたお客様はちょうど満席の50名。キャンセル待ちの方も多くいたとのことで嬉しいやら申し訳ないやら…また必ず再演したいと思いますのでその時には是非ご来場下さいませ!地元とあって客席は懐かしい顔ぶれも多く、99歳(!)を筆頭に90歳台のご長寿も複数名ご来場下さり、3年ぶりとなる柳井市でのコンサート出演は大変有意義なものとなりました。やはりCDや動画配信では得られない「人と人との繋がり」を感じられることこそ(ましてや他でもない自分の故郷!)、生のコンサートの醍醐味だなぁとあらためて実感しました。ご来場頂きました皆様本当にありがとうございました!またお会い出来る時まで、とうぞいつまでもお元気でいて下さいね!

 

 

 

(※写真左上:本番の様子。フォークギターとテノールの珍しい組み合わせでも大きな拍手を頂きました。地元はあたたかい!  右上:プログラムを掲載した手作りパンフレット。秋らしい色味があたたかい!  左下:円卓の中央のお花は、近所でその日の山や道すがらに咲いていたものを母親と近所の知り合いのおばさんが採取して、二人の家にあった花瓶ごとボランティアで提供してくれました。親やご近所さんは何年経ってもあたたかい!  右下:当日朝に名古屋駅で買ってきたお菓子と、姪っ子たちが作ってくれた折り紙。お土産としてお客様全員に持ち帰って頂きました。姪っ子もお客様もあたたかい!!)