日生劇場「セビリアの理髪師」再演へ!

4月下旬から約2ヶ月間、オペラ公演のため単身で長い東京生活です。

 

 

日生劇場主催のオペラ公演「セビリアの理髪師」は2016年に新演出で好評上演され、本来なら2020年に再演(=2016年と同じ演出、同じ舞台装置及び衣装)が予定されていたものがコロナ禍で延期され、この度ようやく上演の運びとなりました。日本を代表する演出家であり同劇場芸術参与でもある粟国淳さんによるオリジナル演出で、2016年の上演時には回り舞台を最大限に活用したその独創的で機能的な舞台装置が大きな話題となりました。こうして再び同じ舞台が使用されるということで、稽古場では懐かしいセットの感触を味わいながらリハーサルを続けています。

 

 

再演のためのオーディション(2019年に実施)を経てあらためてキャスティングされた今回の出演者には自分も含む再登板の歌手(2016年の出演者)が4人いるので、稽古場では前回6年前の記憶も頼りながら舞台上での動きや小道具の約束事などを連日リハーサルしています。とは言えキャストも異なり、さらにコロナの感染予防対策のため前回と同じようには出来ない立ち位置や人物同士の距離感など今回新たに覚えないといけない事も沢山あるので、むしろ前回のイメージに引っ張られ過ぎないよう新鮮な気持ちでお芝居の練習に取り組んでいます。

 

 

一方で変わらないのは歌や音楽ですね。この世界中で愛され続けるロッシーニの名作の楽譜は、もちろんどんな公演でも後から手を加えられることは決してありません。もし変わる可能性があるとすれば、6年前からの自分自身の声楽技術や体力でしょうね!30代から40代になりましたが、果たして前回より楽に歌えるのか、今回の方が大変な思いをするのか…本番まで残りの稽古を重ねながら6年前の自分と戦ってみようと思います!

 

 

本番まで稽古風景などレポートしてみようと思いますのでどうぞお楽しみに!

 

 

 

(※写真上:本番の会場、日生劇場の外観。地下鉄の日比谷駅下車すぐです。  写真下:5/2の出演者&スタッフ顔合わせの時に。コロナ感染対策のためもあって、ダブルキャストの両組全員が稽古場で顔を揃えるのはこの日が最初で最後でした。主催者さんの指導をもとにみんなで出来る対策は徹底して、6月に無事に上演出来ることを最優先で頑張りたいと思います。)