本番の歌い納め

26日(土)は今年最後のコンサート出演でした。

 

 

本番の歌い納めは岐阜市のサロンコンサート会場。感染対策のため席数を減らして30人のお客様に向けて、アリアや日本の歌に加え、二重唱や三重唱、ギター弾き歌いなど盛りだくさんの内容でコンサートをお届けしました!

 

 

共演した歌手お二人は大学の先輩にあたりますが大学では重なっておらず、むしろ結婚式場の聖歌隊のアルバイト仲間とし当時から仲良くさせてもらっていた、20年来の”お友達”(先輩なのにすみません!)といった間柄。かと言って頻繁に会うというわけでもありませんでしたが、喫茶店でのふとした会話の中の「今年コロナで12月暇だし、コンサートやってみようか?」の一言から急転直下、約1ヶ月で本番を迎えました(笑)。

 

 

でもこういう良い意味での気軽さやフットワークの軽さは信頼関係があればこそ、特に今の何事にも慎重な世の中にあってグンとアクセルを踏める機会は貴重なものでした。無事に開催出来たこと、終始楽しくコンサート作りが出来たことに本当に感謝しています。先輩お二人の昔と変わらぬエネルギーに加え、それぞれのペースで長年歌と真剣に向き合い続けてこられたからこそ実現した共演機会だと思います。

 

 

終演後はお客様から温かい言葉もたくさん頂きました。コロナ禍ではお客様との対面やお見送りもNGなことがほとんどなので直接感想を聞ける機会もほぼ無かったのでなおさら嬉しかったですね。もちろん、その間は衣装のままでマスク着用して握手も控えて!でした。(^-^)

 

 

プログラムはそれこそ聖歌隊時代へのオマージュとして讃美歌の重唱もあり、本格的なアリアやオペラの二重唱あり、芸術歌曲や歌謡曲もあり、の”いいとこ取りプログラム”だったので、伴奏ピアニストの佐藤孝子さん(リハーサルではご自宅にもお邪魔しました!)には大活躍して頂きました。最後の締めには佐藤さんのオリジナルアレンジ伴奏で豪華な”もう〜い〜くつ寝〜る〜と〜”の「お正月」も歌いましたよ!(笑)でもやっぱり生の伴奏でお客さんの前で歌が歌えるって幸せですね、あらためて少しでも早いコロナの収束とクラシック業界の環境の復旧を願わずにはいられませんでした。

 

 

「来年もまたやろうね!」と言いながら笑顔で解散したあと、でも本来12月の土日は「第九」やクリスマスコンサートで多忙なはずでスケジュール調整が難しいはずなのに…と複雑な心境にもなりましたね。でも今はあまり先のことにネガティブにならず、とにかくしっかり歌の準備体勢をキープしながら、あとは流れに身を任せるよう努めています。タイミングが合えば是非また同じメンバーで来年もコンサートが出来たら嬉しいですね、その時は今年よりも少しでも多くの席がご用意出来ますように!

 

 

ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。おかげさまで最高の歌い納めとなりました、たくさんの拍手をありがとうございました。また聴いてもらえますように!

 

 

(※写真は終演後に会場内にて出演者みんなと。)