オケ合わせ

昨日は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団さんとオケ合わせでした。

 

今回初めてご一緒させて頂くのですが、リハーサルの時間が経つにつれどんどん素晴らしい音色が生まれていくのが見えるようで、若い奏者(20代前半の方も!)が多いこともあるのでしょうか、その素晴らしい対応力、反応の早さに感心させられました。指揮者のきめ細やかな要求にもしっかり応えられて、マエストロの満足した表情が多かったのが印象的でした。

 

 

音楽史的に言えば”古典派”に属するモーツァルトの作品を歌う時の毎回のご褒美のようなもので、やはりオーケストラを伴奏にして歌った時の歌手としての幸福感は格別ですね!共演歌手の皆さんの声もそれぞれ魅力的で、声そのものの美しさを存分に堪能することができます(※これがプッチーニなどの”ロマン派”の場合だと、声の旋律をオーケストラも一緒になぞるので声が楽器の音に混じることになります。)。もちろん、そこに導いてくれるマエストロのお力が大きいですね。

 

 

オペラ歌手の大切なアイデンティティーである「マイクを通さない生の声だけで表現すること」を念頭に、劇場入りしてからのリハーサルでも常にいい声で歌いたいと思います。ダブルキャストの外国人ジョヴァンニお2人も絶好調です!どうぞ世界クラスの声を聴きに来て下さい!!

 

 

(※写真はオケ合わせの様子。手前は今回の楽譜、ベーレンライター版です。)