充実感 〜「夕鶴」終演〜

昨日、日本オペラ協会の「夕鶴」が無事終演しました。

 

今回は与ひょう役デビューはもちろん、本格的な日本オペラ作品へのデビューでもありました。このプロジェクトに取り組む前とやり遂げた後で、随分と日本オペラへの印象が変わったことは大きな成果となりました。自分の中の芸術的な感性の上で新しい発見ができたことは何にも勝る喜びです。出演させて頂いた日本オペラ協会の郡総監督、稽古を通じて今の心境に導いて下さった指揮者、演出家、スタッフ、共演者の皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

そして昨日の本番をご覧頂いたお客様からの温かい拍手と、感動を伝えてくれた皆さんからのたくさんの言葉は、今後のこの分野のオペラ出演への大きな励みとなりました!日本語で日本人のお客様に歌うことへの心配や恐怖感が、少しの自信と変貌して次回以降への糧となったように思います。

 

 

充実した音楽、充実した演出、充実したお客様の反応を感じることができて幸せな経験となりました。来年の日本オペラ協会主催公演は「静と義経」という和物オペラで義経役に挑戦予定ですが、今回の「夕鶴」をスタート地点としてさらに進歩した舞台をお届け出来るよう、引き続き頑張りたいと思います。

 

 

ご来場頂いた皆様ありがとうございました!

 

 

(※写真は日本オペラ振興会HPより転載。本番のシーンと、終演後にキャスト、指揮者の園田さん、演出の岩田さんと舞台の中で撮影。)