またまたロッシーニの準備!

12/1の「A.ゼッダ・米寿記念コンサート」のリハがスタートです。

 

 

今年は特にロッシーニ作品の演奏機会が多かったのですが、今年最後のロッシーニはカンタータ「テーティとペレーオの結婚」(ペレーオ役)です。指揮はご存じ、ロッシーニ研究の世界的権威として有名なアルベルト・ゼッダさん。藤原歌劇団での公演をはじめこれまでの共演経験からそのロッシーニの音楽への厳しさと上演時の素晴らしさを重々承知の上で、来週のマエストロの来日を控え事前の準備に余念はありません!

 

 

まずは藤原歌劇団公演でのゼッダさん指揮のプロダクションでは慣例となった、ゼッダ先生の愛弟子・園田隆一郎さんによる事前の下準備が今日からスタート。ロッシーニとゼッダさんを知り尽くした園田さんによる丁寧なリハーサルは、私のように偉大なマエストロとロッシーニ演奏に不安や怯えを感じて身構えてしまう者には何にも変えがたい貴重な時間です。実際、愛知の仕事をキャンセルしてこのリハーサルのために東京に入っていますが、これくらいしないとゼッダ先生のロッシーニへの情熱にはとうてい対峙できません!(笑)

 

 

もちろん、そのぶんうまく上演出来た時の喜びや達成感は格別です。今回もしっかり準備して、ゼッダ先生の米寿のお祝いに少しでも貢献出来たらいいなと思います。本番まで頑張ります!

 

(※今日のリハーサル終了後に、藤原歌劇団事務所前のポスターの前で共演者の皆さんと伴奏ピアニストの星和代さん。全員口をつぐんだ笑顔なのは、先行きの不安さを物語っているのでしょうか…笑)