間もなく香川へ!(「愛の妙薬」)

「愛の妙薬」公演は、土曜日の最終通し稽古を残すのみとなりました。

 

東京(厳密には神奈川県川崎市麻生区の”新百合丘”ですが……藤原歌劇団の本拠地でもあります。)でのウイークリー生活もあとわずか、合間に愛知へ何度か戻る度に荷物を小分けに持って帰っていましたがそれも完了です。2日後に東京から直接飛行機で現地入りなのでバスタオルや毛布(最近急激に冷え込んできたので持参しました)も自宅へ運び、日曜日までは厚手の寝間着で乗り切ります!いざとなったらエアコンもあるので体調管理は万全です。

 

 

恋人役アディーナを演じられるのは藤原歌劇団のプリマ・ドンナの高橋薫子さん。オペラファンなら誰もがご存じの高橋さんの超素敵なアディーナと一緒に舞台に立てる日が来るなんて……本当に幸せです!恋敵ベルコーレ役はなんと藤原歌劇団の公演監督(事実上の“ボス”です)である折江忠道さん。団のトップ自らが脇を支えてくれる所に当団の懐の深さを感じつつ、舞台上で“喰われて”しまわないか心配でもありますが……(実際にものすごい勢いで怒鳴られたりしてます(笑))そして妙薬売りのドゥルカマーラ役は、そのスタイリッシュな容姿(190cm近く!)とバスの美声がとても魅力的な東原貞彦さん。こんな素敵な詐欺師なら一回ぐらい騙されてもいいかも・・・とお客さんに思われるかも!高橋さん、ジャンネッタ役の楠野麻衣さんと同じく地元出身(高松市。楠野さんは徳島。)なので客席も盛り上がりそうですね!

 

粟国淳さんの、18年前から再演を重ねる「愛の妙薬」演出は決定版としてすでに大絶賛されていますが、今回は新演出ということで舞台の装いも新たに、ファンタジックでロマンチックなこの作品の魅力を存分に表現してくれます。そこかしこに散りばめられた喜劇的な場面と、一瞬ホロッとさせる抒情的な場面のコントラストは、やはりイタリア育ちの粟国さんならではのインスピレーションを感じて本当にワクワクします!指揮者の柴田真郁さんとテアトロ・ジーリオ・ショウワのオーケストラの皆さんの瑞々しい演奏にもどうぞご期待下さい!

 

 

(※稽古風景の写真。東原さん扮するドゥルカマーラと村人たちの合唱のシーン。ほら、もう楽しそうでしょ??)