故郷でのセルフ・プロデュース公演を終えて

「~中井亮一が贈る~ニューイヤー・オペラコンサート2015」が無事終演しました!

 

7回目ともなると、ともするとやる側も聴く側もこのコンサートに”慣れて”しまいそうな回数なのですが、予想を裏切ってまさかの定員オーバー(補助席使用!)のお客様にご来場頂きました!リピーターの方ももちろん多いのですが、初めてのお客様もたくさん来て下さいました。きっとチラシを見てゲスト(Sp光岡暁恵さん、Pf星和代さん)へのご期待も大きかったのではと思われますね、お二人も満席の会場にとても喜んで下さり、一生懸命お客様を勧誘してくれた地元の支援者の皆さんを誇らしく思いました。

 

また、今年も制服姿の中高生やちびっ子も合わせて100人以上の子供たちが来てくれました。5人に1人以上が子供というのはクラシックのコンサートとしては珍しい割合(?)かもしれませんが、「オペラや歌のコンサートを、感受性の豊かな子供たちにこそ聴いてほしい」というのがこのコンサートを始める時のテーマのひとつでもあったので本当に嬉しいです。地元の皆さま、支援者の皆さま、熱心に子供たちを誘ってくれてありがとうございました。

 

 

演奏ではとにかくゲストのお二人に助けられました!ピアノの星さんは幅広い分野の約20曲のプログラム全体を常に高い集中力でコントロールして下さいましたし、ソプラノの光岡さんはその絢爛豪華な声と、繊細で常に”美しい”音楽でお客様を魅了して下さいました。遠路はるばるお越し頂き、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました!

 

 

イタリアから帰国した時に「ふるさとに何か音楽で恩返ししたい」「100%自分の思った通りの演奏会をやってみたい」「コンサートを通して、公共の劇場が子供から大人まで人と人との出会い・触れ合いの場として身近になってほしい」という希望と目標を持ってスタートした、自分にとって唯一のこの自主企画コンサートが、継続して開催させてもらっていることで自分自身を大きく成長させてくれていることを実感しています。

 

 

公演を終えて時が経つにつれて、開催にご協力頂いたスタッフ・関係者の皆さんへの感謝の思いが強くなってきます。たくさんの方のご支援・ご協力に心からお礼を申し上げます、本当にありがとうございました!!

 

 

(※写真はコンサートの模様。字幕あり、映像あり、ギターやトークもあって盛りだくさんでした・・・人形を持って歌ったのは「さっちゃんの家」という大中恩さんの作品。犬のおまわりさんの帽子が無かったので”裁縫”も頑張りました(笑))