大曲「カルミナ・ブラーナ」を終えて

日曜日は岐阜市のサラマンカホールで「カルミナ・ブラーナ」でした。

 

指揮者の宮松重紀さんを中心に、外国人プレーヤーを含むオーケストラ、合唱(東京からオペラシンガーズのメンバーも助っ人として参加されました)、少年少女合唱団、ソリストが全員でこの大曲に挑み、アマチュア主体の演奏会とは思えないほどの高いレベルの演奏を披露されました。

 

 

この作品ではテノールが演奏する時間よりも聴いている時間の方がはるかに長いので(わずか18小節ですので……)、その迫力あるオーケストラの音色や、絶えず変化する複雑なリズムや拍子、難解なようでどこか親近感も覚える各ナンバーのメロディーを、指揮者のすぐ横と言う最高の場所で(!)存分に味わうことができました。自分にとって「カルミナ・ブラーナ」はどこか心をワクワクさせてくれる作品です。

 

 

このような大曲に挑戦され、そして見事にやり遂げられた出演者・ホール関係者の皆さん、特に岐阜県内各地から集まってこられたオケと合唱団の皆さんには本当に敬意を表したいのと同時に、限られた時間の中でこれだけたくさんの奏者・合唱をまとめあげて素晴らしい演奏に導かれた指揮の宮松さんのお力の大きさを感じました。

 

 

来月はオーチャードホールでもう一度「カルミナ・ブラーナ」を歌う予定です。

 

(※終演後、ステージのバックヤードの壁にサインをお願いされました。)