充実した一週間

今週は3つの本番に出演させて頂きました。日曜日はホっと一息……

 

先週の日曜日、9月28日は名古屋の中心街にある複合商業施設(と言うのでしょうか?)ナディアパークのロビーで、名古屋芸術大学の卒業生たちと一緒にコンサートでした。母校の後輩ということで共通の話題も多く、気心も知れてよりリラックスできました。慣れないマイクを使った演奏でしたが、ちょっと先輩風を吹かせてアドバイスなんかしたりして……(笑)今後も色んな舞台で共演できると嬉しいですね。みんななんだかんだ言いながら度胸もあって、心強い後輩たちでした!

 

 

木曜日10月2日はここ数日にわたってご紹介していた「サロンの魅力」。バリトンの岡本茂朗さん、ピアニストの吉井あかねさんとの再共演を楽しみつつ、約100席のサロンという限られた空間でのお客様との距離感や声の響きの”特別感”はやはりこのコンサートならではと再認識しました。平日の夜にも関わらずほぼ満員の客席から幾度も温かい拍手を頂きました、岡本さんとのトークコーナーではイタリアのよもやま話で笑い声も溢れ……リラックスした会場の雰囲気も最高でした。長年温めていたたくさんのお気に入りの曲を披露出来ましたが、アンコールで弾いたギターの調弦が狂ってたのに気付いて途中からほとんど弾くのを控えざるを得なかったのが心残りです(泣)終演後はたくさんの方からお褒めの感想を頂きました、早くも来年の公演を期待される方もいて嬉しい反響でした。余談ですが、岡本さんが紹介してくれた打ち上げ会場のフレンチ・ビストロの料理が最高においしかったです!!

 

 

そして土曜日10月4日は愛知芸文コンサートホール(約1,500席!)で、名古屋出身の指揮者・田中祐子さんとセントラル愛知交響楽団による企業の社内向けコンサート(一般非公開)に、喜歌劇「こうもり」のソロと二重唱で出演しました。ソプラノの金原聡子さんとはこれまで共演機会も多く、年内も共演が続くので色々助け合いながら(ほとんどこちらが助けてもらったのですが……笑)一緒に楽しく歌いました。田中さんとは初共演でしたが、リハーサルでも本番でも常に温かく丁寧に引っ張ってもらってすごく安心させて頂きました。燕尾服の指揮姿がカッコよくて、そのエネルギー溢れるタクトにも魅了されました。再び余談ですが、これまでも松尾葉子さん、西本智実さんといった日本を代表する女性指揮者と共演していますが、またお一人、この世界ではまだまだ少ない女性指揮者と新たにご縁が頂けたのも巡り合わせでしょうか。是非いつかまた共演の機会がありますよう願っています!

 

 

いろんなサイズの会場で、色んな共演者の方々と、そして色んなお客様と、世界中の色々な音楽を共有することの素晴らしさ、幸せを感じずにはいられません。オペラ歌手を目指し始めたころに思い描いた将来のイメージが、少しずつですが実現しだしてきたのかなと実感しています。10月のこの後は子供たち向けの学校公演が3つ続きますが、もし歌と音楽で子供たちに夢を与えられたら嬉しいですね。

 

 

(※写真左上:左から金原聡子さん、田中祐子さん。終演直後に楽屋前で。3人の年齢も近いことが判明、別れ際に「また一緒に!」/左下:左二人目から原綾美さん、菊池京子さん、佐藤なつみさん、西端祐哉さん。ロビーの仮設ステージ裏で。こう見るとオッサンだなぁ(笑)/右:吉井あかねさんと岡本茂朗さん。お客様をお見送りした後で、緊張から解放されて安堵の表情でしょうか?   みなさん本当にありがとうございました!)