「理髪師」を歌う準備

18日の銀座ヤマハホール「セヴィリアの理髪師」抜粋演奏会に向けて、本番モードです!

 

昨年2013年に、かねてからの希望がようやく叶ってこの「理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵役でデビューすることができました。場所は兵庫、沖縄、名古屋と3箇所で、しかも原語上演、日本語上演の両方で合計8回も出演することができたのはとても幸せなことでした。その記憶が冷めやらぬうちにこうしてまた伯爵役を歌えることは大きな喜びです!

 

 

でもここしばらくは練習も含めて、ロッシーニ作品を歌う機会が無かったので、まずは喉を”ロッシーニ用”に切り替えるつもりで(笑)、ここ数日は入念に発声練習を繰り返してアジリタや高音へのアプローチを調整しているところです。

 

 

それから、演奏会のプロデューサーである朝岡聡さんのリクエストもあって、今回もまたギターの弾き歌いに挑戦します。昨年の兵庫公演のプレ・コンサート(朝岡さんのMC)や他のコンサートでも単独で弾きましたが、今回はコンパラートさん演じるロジーナもオペラの舞台と同じくそのシーンに参加される予定とのことですのでこれまた緊張しそうです……(汗)。と言う訳でギターの練習や爪のお手入れも欠かせません!

 

 

愛知在住なので東京でのお仕事の時はトランクに数日分の荷物を詰め込んで仕度するわけですが、荷造りをしながらだんだんとそのコンサートへのモチベーションや緊張感が高まっていくのが自分でも感じられて、衣装や楽譜を用意しながら、「さあ、いよいよだぞ!」と心の中で気持ちも切り替わるように思います。

 

 

超絶技巧で有名な伯爵の大アリアも歌わせて頂きます。素晴らしい共演歌手のお二人、エレクトーンのスペシャリストの渡辺さん、そしていつものように痛快トークで盛り上げて下さるであろう朝岡聡さんと一緒に、楽しくも聴きごたえのある「理髪師」をお届けしたいと思いますのでどうぞご期待下さい!!

 

 

(※写真は昨年の兵庫の「理髪師」のプレコンサート。司会の朝岡さんと。)