豊橋市『トゥーランドット』関連コンサート&セミナー

GWに愛知県豊橋市で上演予定の『トゥーランドット』に関連したプレコンサートやセミナーに、歌手・講師として参加させて頂いています。

 

愛知県の東三河地方5市(豊橋/豊川/新城/蒲郡/田原)が共催ということで、アピールも兼ねて各市で関連事業を連続開催しているのですが、先日2月24日(日)は豊川市でワンマン・ロビーコンサート(15曲も歌ってしまいました……)、そして今週3月2日(土)は蒲郡市でオペラ・セミナー(レクチャー)に講師として出演します。

 

 

コンサートではオペラ歌手と他の歌手(ポップス、演歌、ミュージカルなど)の違いやオペラそのもののご紹介から、『トゥーランドット』のあらすじ、オペラにおける役柄ごとのキャラクターと声の特徴、イタリアとイタリア人の話、言葉を伝える苦労話などなど、初めてのお客様でも興味を持って頂けるように曲の合間のMCでお話しながら歌いました。

 

 

よく「オペラは演技を伴うところが特徴です」と説明したい時に、低声だと『セヴィリアの理髪師』や『愛の妙薬』などのブッファのアリアで早口や滑稽な演技を「見せ(魅せ)られる」のですが、テノールのオペラアリアはなかなか動きを伴うものがありません。お相手のソプラノでもいてくれたら分かり良いのですが……

 

そこで、一人でのコンサートの機会にはこういう場合には、湯山昭さん作曲の「電話」という曲で、「事前に設定されたあらすじにそって演技をしながら歌う」というオペラの特徴をお伝えすることが多くなりました。一曲の中でストーリーが完結しているのと、小道具(電話)も使うし日本語歌唱なのでお客様にもお分かり頂けやすいようです。

 

 

ロビーコンサートは、明るい外の光の中で、しかもいつもよりお客様との距離も近く歌うので緊張しますが、にこやかな笑顔や涙を拭われる姿も直接見えるというロビーコンサートならではの喜びがあります。たくさん拍手を頂いて嬉しかったですね!

 

 

 

 

土曜日のレクチャーでは、講座ということで歌よりもお話がメインです。シリーズでこれまで今回の『トゥーランドット』の指揮者や演出家の先生方がレクチャーされてきたので、歌手の視点からこの作品についての思いやオペラ歌手の日常、リハーサル風景、声楽的見地からの各役柄分析、自分の役柄へのアプローチなどをお話してみようと思います。

 

 

こうして地方の市民オペラに参加させて頂く時、上演に向けたその情熱と努力、行動力にいつも圧倒されてしまいます。大都市ほどオペラ公演自体が盛んでない分、なんとかこの機会にオペラをたくさんの人に見てほしい、興味を持ってほしいという出演者、関係者皆さんの強い願いがビシビシ伝わってきます。

 

 

三河市民オペラさんはこれまでのご実績もあるので益々意気盛んですね。地域を挙げて取り組む最終目標が「オペラ」であることに何よりも感激しつつ、微力ではありますがこんな自分でもできることがあれば何でも喜んでご協力させて頂く心づもりでいます。(合唱団へのイタリア語の発音指導でもお世話になっています。)

 

 

ご近隣の皆様、どうぞ5月の『トゥーランドット』にご期待下さいね!!(3/2も「蒲郡市生きがいセンター」でお待ちしております。)