「音(を)楽(しむ)会」を終えて

北名古屋市の觀昌寺さんでの演奏会が盛況のうちに終わりました。

本堂に集まったお客様は近隣にお住まいの方が中心で、地域に開かれたお寺の姿に、イタリアでよく見られた教会でのコンサートを思い出しました。

 

昨秋の「お寺deコンサート」(北名古屋市/徳円寺)に引き続いての榊原ご夫妻(コントラバス&ピアノ)との共演もお互いにどんどん息が合ってきて、普段と異なるステージ環境(畳の上に仮設ステージをこしらえて頂きました)にも関わらずとても快適に歌うことができました。なによりお二人の温かいお心遣いや明るいご性格によって、舞台裏でも本番中もリラックスして過ごすことができたのが嬉しかったです。

 

それに加えて、「フニクリ・フニクラ」ではなんと、お寺のご住職さん自らが3才のご子息と一緒に”鬼のパンツ”をはいて登場、まさかのサプライズで会場を盛り上げてくれました!!

 

この日はピアニストの榊原祐子(さちこ)さんのご友人のチェコ人ご家族が来ていて、靴を脱いで畳の上でのコンサートをご体験されました。特にお子様3人は初めての日本旅行とのことでしたが、東洋のお寺とそこで演奏される西洋の楽曲、また日本の歌をどのように感じてもらえたでしょうか?(写真は終演後に住職さんとも一緒に記念撮影。)

 

プロの演奏家を含む何人かの方に音響の感想を終演後に尋ねたところ、”木”の温かさと弦楽器・ピアノ・テノールの音色が思った以上に調和して心地よい響きだったと言って頂きました。

 

音楽ホール以外での演奏機会も楽しいものですね(5月に広島県のお寺で歌う予定も出来ました!)、またこういう機会があったらぜひやってみたいと思います。